久々の更新でっせ。
みんな、元気やった?
オレは元気やでぇ。

ただちょっと、ブログの更新が面倒くさくて、さぼっててん。
その代わり、今日は、気合いの入った記事にするわ。
さて、今回のテーマは、あまりにも有名な「イームズ」の話。
オレは、イームズチェアを2脚もってる。
↓まずは、コレ。オレにとって、初めてのイームズチェア。

おそらく1950年代のモノ。ハーマンミラー社製。
色は「シーフォームグリーン」と呼ばれてる。
結構安く買えたし、お気に入りや。
なかなか珍しいのが、脚の先っぽのグライズが金属製なトコロ。
普通はプラスティックのグライズが一般的。
結構、ビンテージの価値はあるんとちゃうかなぁ。
転売するつもりはナイけど。
↓そして、最近買った2つ目のイームズチェアがコレ。

いつも行くリサイクルショップで見つけて、即効買うことをきめたんやけど、
コイツには、特に愛着があるねん。
では、その愛着が湧くまでのいきさつを少々書くわ。
このイームズチェアを買うとき、まず、イスの裏側のエンボスを確認してん。
そしたら、ハーマンミラーのエンボスが付いてたから、安心して買ってん。
いわば、「ホンモノ」やと確信して。
別に、「ニセモノ」が横行しているとかではなく、
ここで言う、「ホンモノ」とは、例えば、「ニューバランス」の靴でも、
中国製に比べて、アメリカ製の方が、「ホンモノ」扱いされているのと同じような感じ。
ハーマンミラーのマークが付いてたから、
オレは、アメリカのハーマンミラー社製にマチガイ無いと思ったワケ。
ところが、買ってから気づいたことやけど、ハーマンミラーのエンボスの下に、
なんか英語でゴチャゴチャ書いてある。

モダンファニチャーセールス? なにそれ?
で、時々、寄らせてもらってる、ビンテージ家具のお店のおにいさんに聞いてみたら、「コレは日本製ですよ。」やって。
どういうこと? 日本で作られたイームズなんてあるの?
なんだか、本場アメリカ製でナイと思うと、正直、ガッカリした。
でも、ココからが面白かった。
じゃあ、いったい、コイツはナニモノ? と、「生い立ち探し」を始めてみた。
モダンファニチャーセールスとは、何なのか?
ネットで調べて見ると、どうやら、現在のハーマンミラージャパンの前身となった会社らしい。
さらに調べていくうちに、家具を販売している会社のサイトの1ページに、
モダンファニチャーセールスについて説明してあるのをみつけた。
なんとか、情報を仕入れたくて、思い切ってサイトの会社に電話したみた。
電話に出た受付の女の人に、
モダンファニチャーセールスについて、いろいろ知りたいと言う旨をつたえると、
「少々お待ちください。」と、次に出てきたのが、社長さんやった。
そして、その社長さんが言うには、
彼のお父さん(会長)が、元モダンファニチャーセールスの社員で、
その中でもかなりの中心人物だったとのこと。
「よかったら、会長宛に、質問したいことをメールしてください。」と言ってくれたので、
オレが今回買った、イームズチェアについて、できるだけ詳しく知りたいと、長文のメールを送ってみた。
そしたら、数日後、以下のような返事が返ってきた。
Dキチ 様
小生は、会長の●●●●と申します。
1964年に伊勢丹の小会社として設立された(株)モダンファニチュアーセールスに
入社し、当初はh.m(ハーマンミラー)社の極東地区のエージェントとして輸入販売をしてきました。
その当時日本のマスコミは、いよいよ黒船の上陸か・・・・
などと・・・大変話題になったぐらい注目されました。
その頃h.m社の家具は、高嶺の花でした。当時スバル360が36万円の時、
イームズのラウンジチェアーを50万円で販売していました。
その頃のお客さまは、ホンダの本田総一郎さん..とか作家の山崎豊子さんなど…
彼女の「白い巨塔」のなかで、「財前教授がイームズラウンジチェアーに掛けて…」
と云うシーンがあったと…記憶しています。
又、銀座のマリオン(当時日劇)前に、喫茶シローがオープンの時、
Dキチさんと同じシェルチェアーを空輸してオープンに間に合わせた事もありました。
この店には入口にh.mの家具使用と看板を出していました。
その後h.m家具を安く提供する為に、国産化しました。それがDキチさんの椅子です、…
H.M社の椅子をご愛用頂き本当に有難うございます。
さて、本題に入らせて頂きます….
ご質問の5109281は、f.r.p(本体)の製造日です。 51.11.11は、レザーの張り加工日です。
脚部:パイプの太さは通常よリ太いとありますが、別のh.mの同じアイテムのものと比較してでしょうか。?
もしかしたら、前所有者の方が作り替えたのかも知れません。?
この椅子は100%国産品です。
流通ルートですが
1.全国の有名デパート 2.家具専門店 3.その他 から販売されておりました。
以上でお分かり頂けましたでしょうか。
弊社のh.pのh.mイームズラウンジチェアー50周年記念して…
http://www.wakuiworks.com/onlin-shopping/free_9_14.html
これをクリックしてご覧いただけたらと存知ます。
Dキチ様のお陰で40年前からの出来事を振りかえる事が
出来ました厚く御礼申し上げます。
なんて、すばらしい お返事!!!
オレは感動して、スグに返事を返した。
会長様へ。
私のような若輩者に、お忙しい中、長文にわたるお返事を頂き、大変感謝いたします。
恐縮さえしております。
会長様のお話を読んで、本当にこのサイドシェルチェアがいとおしくなりました。
ありがとうございます。
私は、いわゆる、イームズデザインの「コレクター」ではありません。
ビンテージの価値を求める人にとって、国産のイームズがどう評価されているのかにも興味がありません。
ただ、このイスが、何十年もの間、スクラップにされずに、誰かに愛されてきたからこそ、
今、私の手元にあるのだということに、大きな価値を感じます。
「良いデザイン」だからこそ、今まで、そしてこれからも愛され続けていくのだと感じております。
私が、このイームズチェアを手にできた今、
ハーマンミラーと日本の架け橋になってくださった、会長様やお仲間の方々の努力に感謝いたします。
ずっと大切にしていきます。
本当にありがとうございました。
Dキチ より。
おれの返事も、なかなかエエやろ?
といういきさつで、オレは、このイームズチェアをこれからも愛していこうと思う。
posted by Dキチ at 00:08| 大阪

|
Comment(6)
|
TrackBack(0)
|
日記
|

|